北ア常念山脈 常念岳(2857m) 2018年6月16日  カウント:画像読み出し不能

所要時間

3:39 駐車場−−3:49 三股駐車場−−4:01 林道終点−−5:52 2170m肩−−7:06 避難小屋−−7:08 前常念岳−−7:51 常念岳 11:01−−11:30 前常念岳−−12:14 2170m肩−−13:14 林道終点−−13:23 三股駐車場−−13:33 駐車場

場所長野県安曇野市/松本市
年月日2018年6月16日 日帰り
天候ガス後快晴
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場通行止め区間手前の駐車場を使用
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望大展望
GPSトラックログ
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コメント三股から往復。今年は三股駐車場の手前800mで路肩が崩落し車両通行止めで手前の駐車場から歩く。おそらく今年はこのまま通行止め継続と思われる。天気予報では雨だったが雲海を抜けると快晴だった。既にアイゼン不要。常念避難小屋では行きも帰りも雷鳥に遭遇。まだ夏山シーズン前で登山者はそれほど多くなかった。晴れているのは北アルプスだけで八ヶ岳、南ア、中ア、浅間、志賀高原などは雲の中に沈んで見えなかった


地図クリックで等倍表示


標高1230m尾根の先で路肩崩壊、車両通行止 三股駐車場のトイレは照明あり
ゲートも普通に閉じていた 林道終点で登山届提出
三股で常念岳方面へ 2170m肩に乗る
倒木上のイワカガミ群落 梯子を登れば森林限界
標高2390m 標高2420mから見た穂高連峰
標高2430m 常念避難小屋
避難小屋前の雷鳥 前常念岳から見た常念岳
前常念岳の1等三角点 旧巻道(廃道)分岐
松本盆地側から時々ガスが上がってくる 縦走路に合流。無人
無人の常念岳山頂 槍ヶ岳
常念岳から見た西半分側の展望(クリックで拡大)。東側は一面の雲海
大キレットの向こうに白山 穂高岳山荘
北穂高岳 三俣山荘
針ノ木岳と燕岳 木曾御嶽
常念小屋 キバナシャクナゲ
避難小屋前にまだライチョウがいた 雲海に向かって下る
雲海の中は涼しい ギョウリンソウ
こんな警告が必要な人がいるとは・・・ 林道終点
車が入れないので落石がそのまま 空っぽ三股駐車場
崩落現場。応急処置だけで工事の形跡無し 駐車場はそこそこ埋まっていた
奥に拡張用駐車場あり 帰りの林道には猿がたむろ


・前夜の天気予報では大町や安曇野は午前中まで雨の予報だったが降水確率は20%と低く、ネットの予報では早朝から晴。極端な予報の違いでどう判断したらいいか悩んだが、とりあえず出かけることに。北の方ほど天気の回復が遅れそうなので常念岳とした。
・三股への林道は最後で崩れて通行止めなのは分かっていた。以前からある駐車場のすぐ先が崩壊現場。手前には登山届の提出用なのかテントあり。駐車場は夜間の車の出入りでのんびり寝られないだろうと奥に入ったカーブの路側に駐車。
・夜中には星が見えていたが早朝は曇り空。でも雨は降っておらず夜の好天を考えると雨は無いだろうと夜明け前に出発。
・林道崩壊現場はそれほどひどくは無く、柵が無ければ車の通行はできそうに見えた。帰りに見たら工事を行っている形跡はなく、崩れた斜面にブルーシートをかけているだけだった。おそらく今年の夏に開通することは無いだろう。
・当然ながら三股駐車場に車は皆無だがトイレに電気はきていた。駐車場先のゲートは閉じたままだった。その先の未舗装林道はあちこちに落石が転がっていた。
・林道終点の建物で登山届提出。
・三股から常念岳に向けて登り始める。雨は降っておらず地面の泥濘も無くて普通に歩けた。真っ暗なのでライトを点灯して歩くが周囲にライトの光は見えない。しかし私よりずっと先行する登山者がいたはずなのであった。
・ガスがかかって気温が低くて涼しい(5℃)。まだ出だしなのにこの時期にこんな気温は珍しい。
・急斜面をジグザグに登っていると時々ガスが切れて朝日が当たる蝶ヶ岳へ続く稜線が見えた。これなら天候は問題なしだろう。まだガスがかかるかもしれないが時間が経過すれば徐々に晴れてくるだろう。
・登りの途中で濡れた石で滑って手をついた際に木の根に変な形で当たって右手薬指を突き指。突き指なんてやったのは中学生いらいか。軽い突き指なので登山に支障なし。翌日には指の関節が太くなっていた。こうやってキーをたたくのにちょっとばかり支障あり。
・2170m肩で尾根に乗り数か所の泥濘を避けながら西へ進む。再び傾斜が出てくれば泥沼は消える。
・標高2360m付近の岩にかかった梯子を登れば一気に森林限界突破。背の低いハイマツ、ネズコ、シラビソ、ダケカンバ等の混じり合った植生で大展望。上方は真っ白な花崗岩巨岩群。
・花崗岩地帯の登りは急で足に堪える。ライチョウがいないかキョロキョロしながら歩いていたら岩の上に乗った雷鳥を発見。接近する前に逃げられてしまい周囲を捜索すると、常念避難小屋前の岩の間にすっぽり収まるようにじっとしていたのを発見。帰りもほぼ同じ位置(10mくらい動いたが)にいたので同じ個体だったのだろう。
・前常念岳からはなだらかな稜線歩き。ほぼ無風で日差しが温かくて気持ちいい。気温は10℃弱で体を動かしていると半袖でちょうどいい。麦わら帽子で日焼けを防ぐ。
・標高2780m付近で20mほどの雪渓を歩く。ルート上で雪があったのはここだけ。アイゼンは不要な傾斜と場所だった。登り方向の新しい足跡が残っていて先行者がいたことを初めて知った。
・縦走路に合流するが登山者の姿は皆無。ここまで登山者は見かけなかったが常念小屋方向から登ってくる登山者も皆無。
・常念岳山頂も無人。登りついて無人だったことは初めてかもしれない。東側の松本盆地は一面の雲海で浅間山、八ヶ岳、南アルプス、中央アルプスは雲の中。天気予報では関東は今日は雨や曇りと言っていたのであちらの山々は天気が悪いようだ。北陸も天気が悪いと言っていたが富山の上空には雲は皆無だった。白山もすっきり見えていた。
・山頂でのんびりしているとポツリポツリと登山者がやってくるようになるが夏山シーズンとは比較にならないくらい少なかった。昨日の天気予報が悪かった影響もあるだろう。山頂で3時間位のんびりしてから下山開始。真夏とは違ってこの時間でもガスが上がってくる気配はなかった。
・三股へ下っている途中ですれ違った登山者は合計10人くらい。やはり夏山シーズンの1/10以下だろう。宿泊装備の登山者もいて、明日朝なら南アルプスまで見えるかもしれない。
・2170m肩を通過して少し下ると雲海に突入、高度が落ちたのに逆に気温は下がったような。汗だくになることも無く快適に下れた。傾斜が無くなる林道歩きは半袖では寒いくらいだった。
・駐車場に到着すると草刈りの真っ最中。着替えているとあちこち虫に刺されてしまった。もう虫よけ必須の季節。梅雨だからなぁ。
・車に乗り込んで林道を下っていると道の真ん中で猿の群れが休憩中。結構な数の子連れがいた。

 

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